おこがましくもBリーグ観戦初心者の方に向けた、バスケットボールの勘所をお伝えする初心者講座第3回です。
Bリーグからバスケ観戦を始めて頂いた方々の
「ルールはなんとなくわかってきたけど、バスケ好きの友人やTV解説の人が言っていることがよくわからない」
という状況をすこしでもわかりやすくできればと思います。

今回は ディフェンスにズレを作る」 とは一体どういう状態なのか
ご紹介したいと思います。

「ズレを作る」や「ズレが生まれる」などなど
こちらも、実況や解説の方々がよく使うキーワードであると同時に、
指導者によって若干意味合いが違ってくる難解なフレーズだと思います。

ですので今回は定義というよりも様々な解説の中で出て来る
最大公約数的な意味合いを述べさせてもらいます。

【定義】
ディフェンスにズレを作るとは…守備側がカバーディフェンスを行わざるを得ない状況を作り出すこと

という定義でで話を進めていきたいと思います。
ではまずカバーディフェンス(カバー、カバーリング、ヘルプと言うことも)
の説明から行っていきます。

カバーディフェンスとは
例えばボールマンがドライブしてきたり、オフボールマンがオープンでパスを受けこのままではシュートを打たれてしまう
という状況にある場合、自分の元々のマークマンより優先して該当選手の守りに入ることを言います。

なぜズレを作るのか?
前回の記事で使用した図を使って説明します。

青①②がオフェンス 赤①②がディフェンスです。
青①がドライブしてきた場合赤②がカバーに入らないとそのままシュートを打たれます。
赤②は青②へのパスも警戒しなければなりません。

つまり、ズレを作ると青①②VS赤①の2対1という状況を作り出すことが出来ます。
これは大きな得点チャンスですので、各チームはこの状況を作るために攻防を繰り広げます。

 

どうやってズレを作るのか?

●1on1でディフェンスを抜く

正に↑の図の通り、最も簡単にズレを作る方法です。

●スクリーンで作る

スクリーンプレーをここで説明すると長くなるため、今回はボールがある所でのスクリーン(オンボールスクリーン)の紹介だけ行いたいと思います。

最もオーソドックスなピック&ロールと呼ばれるセットです。
赤②は、赤①のドライブを助けるために、青①DFの邪魔をしにいきます(ピック)。
赤①は赤②のスクリーンを利用してゴールへアタックします。

赤②はゴール下へロール(ダイブ)します。
青②は2選手への対応を迫られる2vs1の状況を作ることが出来ます。

では実際のゲームでズレを作った瞬間を見てみましょう。

 

アルバルク東京VS名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦
第1Q残り4:15

右のウィングからギャレット選手と竹内選手のピック&ロール

船生選手がスクリーンにかかる。この時点で張本選手と竹内選手&ギャレット選手の1VS2の状況。
張本選手はギャレット選手のドライブと竹内選手のロールに備える。

その動きを見たギャレット選手はステップバック→ワイドオープンジャンパー

 

非常にシンプルなスクリーンプレーですが、ズレを作ることで簡単にオープンショットを造ることが出来ます。
シンプルなプレーだからと言って簡単に行えるわけではありません。
ズレが出来た一瞬を見逃さないオフェンス能力と意思疎通が必要です

スクリーンプレーについては次回以降にじっくりとご紹介したいと思います。

今回はお伝えしたいことは

ズレる → 後手に回す → 大チャンス!

ぜひともこの一瞬を逃さない試合観戦力を身につけてみてください